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【西洋の古典からたどる「探究学習」の源流】第3回:思い込みを疑うための道具(フランシス・ベーコン)を更新しました

フランシス・ベーコン

山中裕太

2026年2月16日

思い込みを疑うための道具(イドラ)

新記事を公開しました。第3回は、フランシス・ベーコンを手がかりに、「探究が途中で失速する理由」を扱います。


前回までに、ソクラテスで探究の入口(問いと言葉)を整え、アリストテレスで観察を説明に変える骨格(観察・分類・原因)を確認しました。けれど、入口も型も揃っているのに、なぜか結論が最初から決まって見えることがあります。調べれば調べるほど、自分の考えに都合のいい材料だけが増えていく——この奇妙な偏りを、能力や根性の話にせず、「人間の頭のクセ」として扱うための道具をくれるのがベーコンです。


鍵になるのが、四つのイドラ(種族・洞窟・市場・劇場)。思い込みを消すのではなく、どこから入り込むのかを分類し、名前をつけて、扱える形にする。そして現場に引き寄せて、「調べる前に答えがある」「インタビューが“欲しい言葉取り”になる」「発表が上手すぎて検討が消える」といった“ベーコン案件”を整理しました。


最後に、探究を立て直すためのミニ手順として「蜂の往復」も紹介しています。材料を集めて、加工して、確かめ直す。気合ではなく手順で、探究を前に進めるための1本です。




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